ずっとあるもの、使い続けるもの

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この木ベラは、私が嫁いだ11年前には既に家にあって今も使っているものなんですが、

煮物をする時はあたりが柔らかく、鍋の中の材料を混ぜても煮崩れさせずに、なんともいい感じに仕上げ

てくれます。

日々あたり前に使っているこの木ベラを、最近私は意識するようになりました。

ヘラだけではなく、毎年梅を揉む大きな木のごん鉢、家の中にある義父が婿入りする際に持ってきた

古~いタンス、本棚、堀コタツのげす板等など、木で作られていてずっと昔から使われているもの色々も

です。

ブログで出会った金魚さんや、むか~し職場で一緒だったkonohaさんとの再会で、彼女達が使い捨てでな

いそういったものを暮らしの中で大切にしていることを知り、素敵だなあと感じていたのですが、そんな

ことを意識していると、今まで気がつかなかったそういったものが、急に目に飛び込んでくるようになり

ました。


この木ベラの最初の形は今とは違っていたでしょう。それが年月を経てこんな形に変化して、何とも言え

ない味のある形になりました。この形はいくらお金を出しても買えません。

世の中に溢れているプラスチック製品はこうはいきませんよね。飽きたら捨てられ、ゴミ行きです。

でも木ベラは使えなくなるまで使われ(何十年も)、役目を終えた時にはそのままか灰になり土に返るだ

けです。

どちらの暮らし方を選んでいくか。それははっきりしています。

なんか心の底に眠っていたものが呼び起こされた感じです。

子供の頃の釜戸で火をたく匂い、小麦や醤油の香り、そんな記憶までよみがえってきます。


だから・・・ダッシュ村に憧れて~です。