我が家は農業者。でも農家と呼ぶには程遠く

昨日は仲間と共に知人のお宅にお邪魔して新年会。
 
お邪魔した先のHさんは、お米や雑穀、麦に野菜、芋や豆など多くのものを育て、鶏を飼い卵をとり、蜂を育てて
ハチミツをとり、薪を集めて煮炊きをする。収穫した大豆で味噌を仕込み、採れた柿を使って酢を作るという
感じでほとんどのものを作るという暮らしをされてます。
 
そんなHさんが育てた作物に手を加えお料理して、私達をもてなしてくれました。
もち米&小豆のお赤飯、緑米玄米&極小黒大豆のおこわ、全粒小麦のピザ、たくあん、白菜の漬物、
人参のサラダに自家栽培の陸稲でお団子等など、どれもこれもHさんが育てたもので。
とても味わい深く美味しくいただきました。
 
でそんな彼女の手料理をいただきながらやっぱり思いました。
彼女のところはまさしく農家。暮らしで必要な物を自らの手で育てたり生み出していて
農的な暮らしをしている。職業は別に持たれているので、農業者ではなく農家。
 
そして我が家はというと、農業者(お金を得る為に農作物を育てている)ではあるけれど、
自分達の暮らしに必要な物は農作物を売って得たお金で、ほとんどの物を買って生活しているので
農的な暮らしはしていません。米・豆・野菜・小麦粉・菓子・灯油などなどほぼ全て。
 
だから私個人的にはうちみたいな農業者はHさんのように農家とは呼べないなあとは
以前からずっと思っていました。
 
でもあいまいに、作物を育てているから農家という感覚で「農家です」などと言ってきましたが、
やっぱり違いますね。
 
作物を育てているからと言って=農家ではないと思うんです。
作物を育てそれを職業にしているかどうかにかかわらず、農的暮らしや生き方をしているのが農家。
 
今の私は職業が農業というだけなのです。
 
だから私のささやかな夢は農家になること!かな。