ついにホームベーカリー

私には好きな二つのお店(業種)があります。
 
ひとつは本屋さん。でも読書が好きな訳ではなく、どちらかと言うと文字を読み連ねるのは
苦手です。でも本そのものが好きなんです。だからもちろん図書館も好き。
 
もし一日何もせずに好きな場所で過ごして良いとなったら、迷わず本屋さんか図書館。
それか気兼ねなくゆっくり本を広げて楽しめるカフェが良いですね。
本と一緒であれば、車の中やトイレの中に、用は無くても3時間は居られると思います。
どうして本が好きなのか、本の何処に惹かれるのか、自分でもよくわからないのですが。
 
高校生の頃、お菓子作りの本を美術誌を見るような感覚でよく眺めていたなあ。
始まりはその辺りかと。
 
 
ふたつめは電器屋さん。家電ショップです。
主にキッチン家電を色々見るのが大好きなので、
電器屋さんでなくてホームセンターでもOK!
 
自分で配線や電球の交換等もするので、主に必要がある時に必要な部品などを
じっくり眺めて、学習しつつ購入する感じです。
ほんといろんなものがありますよね。どう使うものか、まずはそれを知るところからスタートなので
私の場合必要なものをひとつ買うだけで、何日もかかります。
買ったもののいまひとつ合わなかったとなるとても残念な気持ちになるので。
 
つい最近は電球を交換する必要があって、店頭で電球コーナーに立ち尽くすこと一時間。
LEDならではの明るさの単位、光の広がりの違いとかあるんですね。
価格のさも大きい。初めて知りました。
 
知らないと何がなんだかわからなくて、電球ひとつ選ぶのも??だけど
知ってベストチョイスが出来るとなんだか嬉しいものです。
 
結局その日は3つのタイプの違うLED電球を購入し、それぞれの場所に取り付けました。
おかげで快適です。
目がシボシボしてしまうような薄暗い廊下、階段、土間が明るくなり大満足。
 
 
 
と、なんだか関係のない前置きが長くなりましたが、本題のホームベーカリー。
 
ずっとずっと何年も眺めていました。電器屋さん&ホームセンターで。
 
ホームベーカリーという物に興味を持ったのが今から12~13年前。
仲良しのご近所さん4人が皆持っていると知りました。
「いいな私も焼いてみたいな。」そんな風に思って、ホームベーカリーのない私は、
ならば手ごねでと初挑戦したものの、こねたり叩きつけたり、発酵させたりで
時間はかかるはヘトヘトなるはでもう大変。その上見事に失敗。
それ以来、「こんな事は初心者には無理」と何年もの間パンを焼くことはありませんでした。
 
でもそれからかなり月日が経って、申し込んだパン教室が偶然天然酵母を使った
パン教室で、イーストパンと違ってゆったり楽に焼けることを知りました。
そこから自分で自家製酵母を抽出することを覚え、
その酵母を使って焼くパンが膨らむ楽しみを知ってから、毎日のようにこねては
オーブントースターに毛が生えたくらいの簡単な電気オーブンで焼き続けることに。
 
そのうち、こねだけ楽に出来ればと思うようになり、買うよりはまず試してからと
知人からホームベーカリーを借りました。
ただ、その当時は今みたいに天然酵母の発酵機能はないものだったので
再びイーストパンでお試し。
 
そしたら、音は大きいし、場所をとるわりには容量も少なく、こねだけ、発酵だけの機能も無し。機械にお任せで焼いたパン自体もそう感激するものではなく
ホームベーカリーという選択肢はすぐになくなったのでした。
 
それから数年して、便利に料理に使えてパン生地もこねられると知人にすすめられて
フードプロセッサーを持ったので、手ごね&フードプロセッサーでのパン焼きを続けてきました。
 
焼きは電気オーブン。それがある時壊れてからは中古のオーブンレンジという時もありましたが
馴染めず直ぐに手放し、鍋焼きに。
ただ、鍋焼きはこんがりとはいかないので、次に買うならいつかはガスオーブンと
思っていたところ、3年程前、中古の大きなガスオーブンが見つかり、
高温で一度に焼き上げられる状況に。
 
そうなるとやっぱり一度にある程度の量をこねたい気持ちがはたまた沸いてきて、
ニーダ(こね&発酵)を検討。
ただパンのこねと発酵だけの為に高いお金を出して、そこまでこの私が使いこなすか?
「あり得な~い!」そう思うと決断出来ず。
 
時には電器屋&ホームセンターで餅つき機も検討。
パン生地もこねられるって書いてあるんです。
でも流石に大き過ぎ。そうそうお餅も食べないしね。
 
金額的に無理だけどあのかっこいいマシーン、なんでしたっけ?
カラフルなキッチンエイド?
それにも心が揺らいだり・・・
 
こんな感じで長い間決断出来なかったパン作りの為の機械。
 
 
それが、ついにこの秋決断!
 
エムケーのHBK-150というホームベーカリーです。
 
長い長い道のりでした(笑)
 
 
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